ミスを減らして、信頼を守る物流サービスへ

主な取り扱い商材：スポーツサイクル自転車　パーツ　アクセサリー

業種：卸売り・商社・問屋

業態：小売店向けBtoB

誤出荷が起こることで顧客の信用を失います。ネット注文の特性上、知らぬ間に別の仕入先へ顧客が流れてしまい、売上の減少に繋がっていました。また、地域特性から人員の新規採用が難しく、別部署スタッフの応援が常に必要でした。庫内で使用するタブレットの台数に限りがあるため、生産性が上がらず、倉庫業務に時間がかかっていました。

 

親子ロケの在庫移動が全体業務の約3分の1の時間と労力を要しており、大きな負担となっていました。ロケ順にピッキング指示が出る仕組みはあるものの、最初に大物が出ると台車に乗らず、一旦空き通路に置いて他のピック作業を行い、ピッキング後の回収を忘れ非効率な確認業務が常でした。納品書や送り状が後出しのため、取り違えによる誤配送が発生していました。

 

棚内のマスとして使用ずみ段ボールの種類がバラバラで統一性がなくわかりにくい状況でした。問屋業の特性上、当日入荷当日出荷が多く、物流業務が煩雑になっていました。シューズやウエアは1ロケ1品番のため、誤ピックが多発していました。

現在の物流業務の効率化と改善を図るため、レイアウトの全面見直しを行いました。具体的には、保管什器をクラフトBOXに統一し、保管キャパシティの拡張とともに、わかりやすい（見やすい）ロケーションに統一しました。

この変更により、スペースの有効利用が進み、在庫管理がしやすくなりました。また、2階にネステナを配置することで、保管キャパシティを倍増させることをご提案しました。これにより、より多くの商品を効率的に管理・保管することが可能になりました。

 

さらに、ネット環境の整備を行い、年内全カ所でスムーズなPC操作が可能になるようにしました。これにより、作業効率が向上し、情報の伝達やデータの処理が迅速化されました。ネットワークの安定化と高速化は、全体の業務フローの円滑化に大きく貢献できました。

また、WMS（倉庫管理システム）を導入することで、人的エラーの削減と作業の標準化を推進しました。

これにより、従業員の負担が軽減され、業務の正確性と効率性が向上します。システム化された業務は、データのリアルタイム共有や分析を可能にし、迅速な意思決定を支援します。

これらの改善策により、物流業務の効率化と品質向上を実現し、顧客満足度の向上と売上の増加を目指します。従業員の働きやすい環境を整えることで、業務全体の生産性を向上させ、競争力のある物流サービスを提供することができます。

誤出荷がなくなったことで顧客の流出が防げるようになりました。これにより、売上の安定化と顧客満足度の向上が実現されました。

また、誤出荷による返品業務のムダな時間、経費、労力も大幅に削減されました。これにより、従業員のストレスが軽減され、業務効率が向上しました。

さらに、応援人員の誰もがミスなく作業できるようにシステムと手順を整備しました。

これにより、新規採用者や臨時スタッフでも迅速かつ正確に作業を行うことが可能となり、全体の生産性が向上しました。

レイアウトの見直し及びロケーション管理を標準化したことで、無駄な動きが削減され、効率的な作業が可能となりました。

これにより、従業員がスムーズに作業を行える環境が整い、業務のスピードと正確性が向上しました。

また、属人化していた業務をシステム化し、誰でも簡単に業務を遂行できるようにしました。

これにより、特定の従業員に依存することなく、業務が円滑に進行できるようになり、全体の効率が大幅に向上しました。

これらの改善により、物流業務全体の効率化と品質向上が実現し、顧客満足度のさらなる向上を目指しています。

今後も引き続き、業務改善に努め、競争力のあるサービスを提供し続けることを目標としています。

物流担当人員　18名　→　14名　改善効果　4名

出荷可能件数　300件／日　→　462件　改善効果　162件／日　増

保管効率　　　改善効果　35％UP

誤出荷頻度　　(発覚ベース)20件／年　→　0件／年